レールに一工夫

通常鉄道といえば2点間の大復をするものですがプラレールはバックすることができないので レイアウトは環状線と同じ周回走行になります。 クルクルと回る電車を見ているのも楽しいのですが、動きが単純だとすぐに飽きてしまいます、プラレールユーザならだれでも感じることですよね!
そこで、プラレールの特性と身近にある物でレールを細工し複雑な動きをする面白いレイアウトを紹介します。

プラレールの特性を見る
プラレールと言えば環状線、写真は基本形でもおなじみの円形レール8本のレイアウトです。 これはバックできないプラレールには避けることのできないものです。
ビデオ


ここで動きを複雑にしてくれるのがポイントレールです、写真は8の字ポイントレールを使った そのまま8の字レイアウトです、一見右へ左へと回ってくれそうに見えますがビデオのように ポイントが列車の走行した方向のまま記憶してしまうので片方の円しか走行しません
手でポイントを切れかえるのがプラレールの良い所でもありますが「一度レイアウトすれば勝手に走行してくれる方がいい」と考えるのは大人だけでしょうか・・・??

レールを細工してみる
※おとなのひとといっしょにつくってね!
列車が走行した後でもポイントが右または左のままの状態を維持すれば何とかなりそうですね〜
そこで考えたのがバネを使ってポイントを押し付ける方法です
早速改造と思い電気ドリルを手に持ったのですが、Webページに紹介するには「電気ドリルを購入してください」とは言えませんので 手近な物を使って細工してみましょう
☆用意する物
・ペットボトル(中身はいらない)
・はさみ
・セロファンテープ
・写真にはないですが定規も用意してください

ペットボトルから 3mm X 70mm の板を切り取ります
ペットボトルの頭をはさみでカット

平らな部分を大きく切って長さ70ミリ前後を確保し、切り出した物を3ミリ幅に切り分けます

少し見えにくいのですが 3mm X 70mm の板を切り出したところ

切り出した板を真中で優しく曲げる

曲げた所から約10ミリの部分を真中より少し強めに曲げます
写真は出来上がったバネ(板バネ)です。

出来上がったバネをレールのポイントを押し付けるようにセットしセロファンテープで固定します
写真では左側方向にポイントが押されています
このまま列車を走らせると車輪がバネに当たって脱線しますので、走行させるのはバネを付けた裏面になります (レールが裏表使えるのもプラレールの良い所ですね)
このバネがどのように働くのかビデオで確認してみましょう
列車が通過してもポイントの方向が維持されているのがわかりますね!
バネの強弱は曲げる強さや取り付ける位置で調節してください、バネが強すぎると列車が脱線します、また弱すぎるとポイントが戻りません
このペットボトルの板バネは耐久性もありますし、方向を変えたい場合はテープを張り直すだけで済み手軽です

ペットボトルが透明でわかり辛いのでヨーグルトの白い入れ物で作った参考例です
(ヨーグルトの入れ物はバネの力が弱いのが難点)


走らせてみる
このバネ付きレールを8の字レイアウトに付けてみましたが役に立ちませんでした・・・付けない場合と同じ動きです(失敗)
ですが写真のようにターンアウトレール2組・8の字ポイントレール1組の各ポイントに 写真の矢印の方向に押されるようバネを付けてみました、するとビデオのように 左右の円形レール部分を上へ下へと少し複雑な走り方をします。

応用
ビデオではレイアウトが単純で それほど面白くないのですが、このレイアウトを基本形として分割し、直線レールや高架橋と組み合わせれば 列車が行ったり来たりして楽しめます。
他のレイアウトにも応用できそうなので、面白い使い方がありましたら教えてください


HOME